『ののの』 太田 靖久

『ののの』
太田 靖久 / 書肆汽水域 / 四六判上製 / 200P
※購入特典掌編「恐山の豚」付

「何かを想像する時には、その想像の中で自分が想像していないことが起こりうることを想像しておけ」(「ののの」より) 「視線を向けられるのはせいぜい一つの所だけだろう。外ではなく内に視線を注げと、誰かに強要されている気持ちになる。でもその誰かとは、一体誰だろうか」(「かぜまち」より) 「海が縮んだ分、砂漠が減っている。そうなると世界はみんな均一になって人間も同じ顔になっちゃいそうだ」(「ろんど」より) 曖昧な世界の境界線、簡単にはわかりあえない他者との関係を描き、「自由とは何か」?という問いを投げかける太田靖久の小説は、読者に「目を凝らし想像すること」を求めているかのようです。 すぐには全体が見渡せない不穏な作品世界の中を、一歩一歩想像しながら歩いていると、いつしか道が開け自由な場所へと導かれる。そんな、自由で不自由な小説集です。 (「ののの」「かぜまち」「ろんど」の三編を収録)

普段は気にも留めない、けれどふとした瞬間に意味を帯びだす魅力的な細部が溢れる彼の小説は、書いてある以上のことを思いださせる。そして世界の途方のない奥行きを想いたくなる。真摯な姿勢をもつこの素晴らしい一冊が、貴方を揺るがす本となりますように。

収録作品
ののの(「新潮」2010年11月号)
かぜまち(「文學界」2015年8月号)
ろんど(「新潮」2016年6月号)

著者プロフィール
太田 靖久(おおた やすひさ)
1975年生まれ。神奈川県出身。2010年『ののの』で新潮新人賞を受賞。コンセプチュアル書店「ブックマート川太郎」を展開。文芸ZINE「ODD ZINE」企画編集。 フィルムアート社ウェブマガジン「かみのたね」で『犬たちの状態』(写真家・金川晋吾と共作)を連載中。

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