『スナップショットは日記か? 森山大道の写真と日本の日記文学の伝統』 大竹昭子
『スナップショットは日記か? 森山大道の写真と日本の日記文学の伝統』
大竹昭子 / カタリココ / 文庫判並製 / 61P
『新潮』2020年7月号に掲載された同名原稿を加筆修正し、早くも書籍化。森山大道さんとのコロナ下で行われた最新のインタビュー(オフトーク)に加え、森山大道略年譜も追加収録。スナップショットをドナルド・キーン『百代の過客』から日本の日記文学の伝統と紐づけて語る意欲的かつ、自粛期間において「日記」が注目されたことを鑑みると、非常にタイムリーでもあるテーマ設定。文庫サイズながら、随所に挿入された森山大道作品も論考とともに力強く迫ってきます。