『夜な夜な天使は舞い降りる』 パヴェル・ブリッチ
はじめて出逢う世界のおはなし―チェコ編
『夜な夜な天使は舞い降りる』
パヴェル・ブリッチ 著 / 阿部賢一 訳
東宣出版 / 四六変形判並製 / 224P
天使が語る17篇の日常のファンタジー
プラハのとある教会では、守護天使たちが集い、ワイン片手に、自らが見守っている人間たちの話を繰り広げている。
ハンググライダーに熱意を注ぐアレックスの天使は過労気味で、ワイン作りにすべてをかけるチェニェクの天使は圧搾機でつぶされてしまう……。かつて美男子であったという天使は美しいアニンカに恋してしまい、サッカー選手アントン・オンドルシュの天使は一緒にゴールを決めた! あるじを裏切ってしまった天使や、ヴァスコ・ダ・ガマを見守りインド航路を発見した天使など、国を超え時も越えた天使たちのおしゃべりは、夜な夜な続く。