『わかりやすさの罪』武田砂鉄
『わかりやすさの罪』
武田 砂鉄 / 朝日新聞出版 / 四六判並製 / 280P
“わかりやすさ”の妄信、あるいは猛進が、私たちの社会にどのような影響を及ぼしているのだろうか。
「すぐにわかる!」に頼り続けるメディア、ノウハウを一瞬で伝えたがるビジネス書、「4回泣ける映画」で4回泣く人たち……。
「どっち?」との問いに「どっちでもねーよ!」と答えたくなる機会があまりにも多い日々。
私たちはいつだって、どっちでもないはず。
納得と共感に溺れる社会で、与えられた選択肢を疑うための一冊。