『アコーディオン弾きの息子』ベルナルド・アチャガ
『アコーディオン弾きの息子』
ベルナルド・アチャガ 著 / 金子奈美 訳 / 新潮社 / 四六判変型 / 574P
故郷を失うこと。言語を失うこと。
カリフォルニアで死んだ幼なじみが書いていた「アコーディオン弾きの息子」と題された私家版の回想録。
親友はどんな思いで故郷バスクを去ったのか。
作家は遺された言葉を元に、少年時代からの二人の物語を紡ぐ。
スペイン内戦から民族解放運動まで、波乱の近現代史を描き、美食だけではないバスクの真の姿を伝える長篇小説。
3,300円