『あいたくてききたくて旅にでる』小野和子
『あいたくて ききたくて 旅にでる』
小野和子 / PUMPQUAKES / A5変形 /368P
むかし、むかし。あるところに——
海辺の町や山奥の集落で、口から耳へと語り継がれてきた「民話」
東北で50年ものあいだ、一軒一軒の戸を叩きながら「民話」を乞うてきた民話採訪者が聞いたのは
民話とともに語られた「民の歴史」、抜き差しならない状況から生まれた「物語の群れ」だった
これまで50年にわたり東北の村々を訪ね、民話を乞うてきた民話採訪者・小野和子。
採訪の旅日記を軸に、聞かせてもらった民話、手紙、文献などさまざまな性質のテキストを、旅で得た実感とともに編んだ全18話と、小野の姿勢に共鳴してきた若手表現者—濱口竜介(映画監督)、瀬尾夏美(アーティスト)、志賀理江子(写真家)の寄稿がおさめられています。
表紙や本中には志賀が東北で撮りおろした写真を掲載。一字一字を精密に美しく組んだ大西正一によるデザインワークも魅力のひとつです。
商品情報
小野和子『あいたくて ききたくて 旅にでる』
368ページ A5変形
2700円+税
編集_清水チナツ
写真_志賀理江子
デザイン_大西正一
寄稿_濱口竜介・瀬尾夏美・志賀理江子
発行_PUMPQUAKES
印刷_ライブアートブックス
プリンティングディレクション_川村佳之・清水チアキ