『芭蕉の風景』上下巻セット 小澤實
『芭蕉の風景』上下巻
小澤實 / 中央公論新社 / 文庫判 / 528,520P
霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き――。
旅に生き、数々の忘れがたい名句を生み出した俳聖は、その地で何を見、どう考えたのか。
自らの足で訪ね当地で句を詠み味わう。
約二十年にわたる著者のライフワークにして読売文学賞受賞作。
上巻は伊賀上野の出発点から『野ざらし紀行』『笈の小文』『更科紀行』『おくのほそ道』松島まで。
〈解説〉高橋睦郎
夏草や兵どもが夢の跡――。芭蕉の句にあって、現代の俳句に無いものとは何か。
俳聖の旅した地を訪ね、その生涯と、句作過程を辿り丹念に読み解く。
紀行文にして実作のヒントに溢れる本書は、
現地で詠まれた四三九句を含む著者の「第六句集」でもある。
下巻は『おくのほそ道』平泉から、上方漂白の頃、最晩年まで。
〈解説〉神野紗希




