『世界が終わるわけではなく』 ケイト・アトキンソン
『世界が終わるわけではなく』
ケイト・アトキンソン 著 / 青木純子 訳
東京創元社 / 文庫判並製 / 346P
気がつくと
飼い猫が巨大化してソファーで脚を組み
アイスクリームを容器から食べているではないか!
コスタ賞3度受賞の作家による奇妙な短篇集
嵐の夜に出会った猫を連れ帰り、可愛がっていたら、知らぬ間に巨大化してソファに脚を組んで座り、テレビを観ている。そして……? 真面目な青年と悪さばかりする彼のドッペルゲンガーの物語、命を落とした女性が、死後もこの世にとどまり家族を見守り続ける話等々、時空の裂け目に引きずりこまれるような、魔術的な味わいの、ゆるやかに連関した12の短篇。訳者あとがき=青木純子/解説=佐久間文子
『世界が終わるわけではなく』は、
物語と物語る人との関係をめぐる小説でもある。
世界はひとつではなく、無数に分裂して広がり続ける。
たとえこの世界が終わっても、ここではないどこかに
日常はきっと続いていると言じる人のための小説である。
――佐久間文子「解説」より
◆刊行時の書評から
近頃、これほど感嘆すべき短篇集に出会ったことがない。
――オブザーヴァー
アトキンソンは実力派の作家だ。
そして本書は感動に満ちた、しかも実に楽しい短篇集だ。
――サンデータイムズ
■収録作品
「シャーリーンとトゥルーディのお買い物」
「魚のトンネル」
「テロメア」
「不協和音」
「大いなる無駄」
「予期せぬ旅」
「ドッペルゲンガー」
「猫の愛人」
「忘れ形見」
「時空の亀裂」
「結婚記念品」
「プレジャーランド」


