『ロベール・クートラスをめぐる断章群』 堀江敏幸
『ロベール・クートラスをめぐる断章群』
堀江敏幸 / 新潮社 / A5変型判上製 / 240P
やはり自己の世界に沈潜すべきだったのだ。
画家の歩みと試み、その断章群。
フランス各地を転々とし、石工などを経てヒッチハイクでパリへ。
一躍、油彩が注目され、画廊の専属になるが、方針の違いから契約を破棄。
毎晩、縦十二センチ、横六センチのボール紙に「カルト」を描きつづけ、貧窮のなか急逝したロベール・クートラス。
十年にわたって、その足跡と画業を丹念にたどり、紡がれた随想録。


