『印象・スケッチ』 井戸川射子
『印象・スケッチ』
井戸川射子 / 集英社 / 四六判上司江 / 144P
「好意も性愛もその喪失も
地球上でずっとくり返されてきたことで、
誰もがみなワンオブゼムである」
――江國香織氏 (書評より抜粋)
砂浜で出会った言葉の通じぬ異郷の二人。
共に陸の上を夢見る海藻と一匹の魚。
資源の少ない島を旅する宝石拾いと真珠採り。
湖の対岸の大きな山に想いを寄せる小さな山。
人と人、生物と生物、自然と自然。
一対一の関係のなかで交わされ、育まれる「好意」という感情。
目に見えぬその内実をゆたかな言葉で描き出す、
芥川賞作家による、かつてない恋愛小説集。
生まれ持った寿命が大きく異なる二人の恋をつぶさに写し取った「大差螺旋のスケッチ」を収録。


