『楽園の子どもたち』 カミラ・グルドーヴァ
『楽園の子どもたち』
カミラ・グルドーヴァ 著 / 上田麻由子 訳
河出書房新社 / 四六判上製 / 216P
この国に越してきたばかりのホリーが働き始めたのは、前任者が5日で精神を病んだという映画館──。
ここは人間の臓器のように
暗闇に捨て置かれた映画館〈パラダイス〉
ほとんど何も持たずに、この国に引っ越してきたばかりのホリーが働きはじめたのは、前任者が5日で精神を病んだという映画館。同僚の誰からも話しかけられない日々を過ごしていたが、ある日閉館後の館内を覗くとそこには──。
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暗闇の中で倦み腐り歓喜することが唯一赦される場所。美しく悍ましい映画館に魂を食われる痛みと悦びが、読み終えた後もいつまでも疼く。
──王谷晶(『ババヤガの夜』)
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グルドーヴァが描く青春の姿はこんなにも歪で、薄汚れていて、美しい。この場所では、幻想が現実を呑みこみ、虚構が本当になる。
──朝宮運河(『現代ホラー小説を知るための100冊』)
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〈映画×労働×グロテスク〉
『人形のアルファベット』のカミラ・グルドーヴァによる傑作長編!
2016年「ワクシー」(『人形のアルファベット』収録、2025年河出書房新社刊)でシャーリイ・ジャクスン賞受賞
2023年GRANTA「若?作家ベスト20」選出
2026年『人形のアルファベット』で「このホラーがすごい!」海外編第6位
そして本書『楽園の子どもたち』で、英語圏で最も権威ある文学賞の一つである女性文学賞ノミネート。
英語圏最注目作家の傑作長編がついに邦訳!
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目次
真夜中のカーボーイ
七人の侍
何がジェーンに起ったか?
ミツバチのささやき
タクシードライバー
テオレマ
月光石
獣人
天国への階段
カビリアの夜
オズ
ファニーとアレクサンデル
天使の復讐
ポップコーン
おもちゃの王国
赤い影
ファントム・オブ・パラダイス
ヘザース/ベロニカの熱い日
ローズマリーの赤ちゃん
ラスト・ショー
赤い靴
ベニスに死す
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謝辞
訳者あとがき


