『虫の時間 往復書簡 こだまといりえ』

『虫の時間 往復書簡 こだまといりえ』
こだま、いりえ / 秋月圓 / 四六変型判 / 192P

作家と元書店主が打ち明ける、他人には言えない困り事──。
エッセイストの「こだま」と、神保町にて間借りで本屋を営んでいた「いりえ」による一年半の往復書簡。一度しか会ったことのない二人は、いつの間にか友人にも話さないような悩みを明かす。
虫の話から始まり、お風呂に入れない、洗濯物をしまえない、メールが溜まる、優先順位がつけられない、先延ばし癖や脳内多動……。「自分だけ変かもしれない」と迷いながら自分自身に近づいていく、22通の手紙。

目次

シバンムシが流れ星のように落ちてくる部屋
こっちの道を選んでよかった
セミブローチ.jpg
東京に行けない
섭섭해서 또 싸우고(ソプソッペソ ト サウゴ)
さて、虫の時間です
きっと言わない方がいいこと
雪積もっていますか?
家の中なのに肌をさらして歩けません


浴室に行くことができません
三脈護身法──死ぬかもしれない
「『鼻くそ』の疑問に耳鼻科医がお答えします」
数年前の自分だったらやっていなかった
さて、新居です
奇襲は未遂に終わりました
「このメールは怖くありません」
穴あきパンツ.jpg
家の中から怖い場所を減らしたい


手探りで自分自身に近づいていく
さすがにもう開けないとまずい
二度と剥がれないシールじゃないんだし
完全に春じゃん

著者プロフィール
こだま (コダマ) (著)
こだま
2017年に私小説『夫のちんぽが入らない』が予想外に流行り、世間から結構怒られる。『ここは、おしまいの地』で講談社エッセイ賞受賞。エッセイ集に『いまだ、おしまいの地』『縁もゆかりもあったのだ』『ずっと、おしまいの地』。2026年1月、初の創作小説『けんちゃん』刊行。

いりえ (イリエ) (著)
いりえ
北海道で生まれ育ち大学進学を機に上京。卒業後は都内で就職、以降ずっと関東住み。2024年、タイミングと勢いだけを頼りに、方向性ブレブレだった会社を辞めて5ヶ月間限定で間借りの古本屋を営むことに。

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