『裏組織の脚本家』 林庭毅
『裏組織の脚本家』
林庭毅 著 / 明田川聡士 訳
書肆侃侃房 / 四六判並製 / 304P
人生の台本を書き換えられるとしたら、誰の人生を“サンプル”にしますか?
台北・西門町にある浮木(フームー)という居酒屋には、闇の組織「ワラビ」のメンバーが潜伏している。屋根裏の小部屋「ワラビの部屋」に「新しい人生の台本」を抱えて入れば、人生を変えることができる。ただし、それには条件があった……。
台湾発のSFファンタジー
≪ドラマ化企画進行中!≫
<あらすじ>
恋人と母を自動車事故で失った何景城(ホージンチョン)は、物語のなかで彼女たちを生かしたいと、二人が登場する小説をインターネットで発表していた。ある日、謎の組織「ワラビ」から声がかかり、人生の台本を書く「脚本家」として組織に加わることになる。
病気のため車椅子になった林雨琦 (リンユーチー) は、順風満帆な羅夫人(ルオフジン)の人生をサンプルとし新しい人生を生きようとするが、彼女が亡くなったと聞き……「トラックを駆ける女」。事故死した恋人の劇団仲間、劉筱漁(リウシアオユー)が事故のあと劇団を去り、借金のためナイトクラブで働いていると知った何景城は「ワラビの部屋」の話を持ち掛けるのだが……「マクベス夫人」など。
手に入れた人生は正しかったのか。恋人の死は偶然ではなかったのか。ワラビの部屋とは……。依頼者たちの人生が交錯していくミステリー仕立てのファンタジー小説。
目次
第1章 トラックを駆ける女
第2章 暗闇に覆われた英語教師
第3章 マクベス夫人
エピローグ
番外編 巨人の悩み
訳者あとがき