『新版 女から生まれる』 アドリエンヌ・リッチ
『新版 女から生まれる』
アドリエンヌ・リッチ 著 / 高橋茅香子 訳 / 小川公代 解説
晶文社 / 四六判並製 / 536P
父権制によって形作られる「母性」を、自身の体験を交えながらラディカルに解体する
70年代フェミニズム論の名著、待望の新版復刊!
地球上の人間はすべて女から生まれる――。そのことは、女を理想化し、母性神話をはびこらせる一方、女が自分自身の生き方を選択する自由を奪ってきた。男中心の社会のなかで、制度化された「母性」がかかえこむあらゆる問題を検討し、女のからだとこころを解放する視点をあきらかにする。三人の息子の母としての体験を問いなおし、歴史的文献を緻密に分析し、「あたらしい古典」としていまや世界中で大きなインパクトをもって読みつがれる、リッチのフェミニズム「母性論」の名著。
解説、小川公代。
「私は『無条件』に愛することができるという母親のステレオタイプ化にうんざりしていた」(本文より)
目次
はじめに
1 怒りと愛と
2「聖なる職業」
3 父親たちの王国
4 母親― 至上なるもの
5 飼いならされた母性
6 人の手、鉄の手
7 疎外される出産
8 母親と息子、女と男
9 母であること、娘であること
10 暴力―― 闇をかかえる母性
おわりに
新版に寄せて― 十年ののちに
訳者あとがき
訳者あとがき― 新版に寄せて
解説 小川公代
原注