『韓国・朝鮮の心を読む』 野間秀樹、白永瑞(編集)
『韓国・朝鮮の心を読む』
野間秀樹、白永瑞(編集) / CUON / A5版並製 / 516P
「韓国・朝鮮の心」とは何かーー。
『韓国・朝鮮の知を読む』(2014年)、『韓国・朝鮮の美を読む』(2021年)に続き、三部作構想で始まったシリーズがついに完結!
今回のテーマは〈心〉。122人に及ぶ日・韓の執筆者らが、それぞれの分野や読書体験を紐解きながら綴るブックガイド。
前書きなど
…『韓国・朝鮮の知を読む』以来、十年を経た。このかん、日本語圏における韓国語やハングル、そして韓国文学を始め、広く韓国文化の位相は完全に様変わりした。『知を読む』刊行時には、「韓国」や「朝鮮」ということばと、「知」ということばが表紙の上で共存している書物など、皆無に近かった。
(中略)今日、日本語圏にあって韓国・朝鮮の知や美や心を訪ね、考え、共にするといった営為は、たとえささやかであっても、希望である。そしてそれが韓国語圏でも共にしていただけるなら、更なる希望である。そうした希望が希望として在るためには、そして私たちの生を豊かなものにするためには、どうしても書物が要る。…
編者 野間秀樹
版元から一言
読む⼈の⼼、新たな本との出会いを開く渾⾝の1冊。
中沢けいさん、中島京⼦さん、平野啓⼀郎さん、斎藤真理⼦さん、吉川凪さん、菱⽥雄介さん、⼋⽥靖史さん、前⽥エマさんといった著名⼈ほか⽇本や韓国各地にある独⽴系書店店主、⽇韓の知識⼈、作家、詩⼈など、122⼈に及ぶ多彩な執筆者が、それぞれの分野や読書体験を紐解きながら綴るブックガイドです。